長男の出産時、
普通分娩→鉗子分娩→帝王切開
という経過をたどり、
自分にとって訳の分からないことが、次々と起こりました。
そんな時に少し心が落ち着いたものは、
アロマオイルでした。
ここでちょっと、私の初めての出産経過を。
普通分娩から始まり、痛みとともに、吐き気がするというハプニング。
夜中の1時から始まった陣痛が何時間たっても赤ちゃんの頭が出てこない。
5時ぐらいまで頑張りましたが、出てこず、
クリニックまで陣痛で傷みながら車と徒歩で移動。
さわやかな休日の朝、道路で雄たけびをあげていました・・・
到着後に、鉗子分娩。
陣痛に痛みながらの説明でほとんどわからない。
会陰切開が行われ、陣痛のタイミングで助産院の先生がおなかに乗ってくる!!!
「ナニコレ??めちゃくちゃ痛い!!何が起こってるの???」
とパニックになり、陣痛の波もわからなくなってしまい、
「待ってください!わからなくなってます!痛みの波がわかりません!」
と言っても、波形には出ているから逃すことはできないということで、
またおなかに乗られるのと、会陰の激痛に大パニック!!!!
赤ちゃんも危ない、私もパニック。
急遽帝王切開。
何が起きている理解できなくて、とりあえず、拷問みたいな時間が
終わったことに放心状態で、次は、突然の剃毛。
これももう、とにかく早くなので、作業として進められるのですが、
帝王切開の流れなんて知らなかった私は、訳も分からず、また痛みが増え・・・
さらに、同意書、麻酔とどんどん進んでいきますが、痛みのオンパレード過ぎて
思考が追いつかなくなり、手術中は俎板の上の鯉。
そんな出産を終えて、数日が経つと、なんだか足の裏に大きな塊を発見し、
看護師さんに相談すると、
「産後は、いろいろ気になりますからね!でも、大丈夫!」と。
今思うとそうだったのかもしれないとも思うのですが、
その時、面識もないのですが、一人の静かな看護師さんが訪ねてきてくださりました。
「ちょっと、足の裏、見てみましょうか。」
と声をかけてくださって。
その時に、
「出産、大変でしたよね。その経過、辛かったですよね。」
と声をかけてくださって、アロマオイルを足の裏に塗って、
マッサージをしてくださったんです。
それまで、「出産ってこんなことなんだ!でもみんな頑張って乗り越えてるから、
私も頑張らなくちゃ!泣き言行ってちゃだめだ!」
と頑張っていたものがこの看護師さんとの時間で、
とても心が救われました。業務の合間に、」お忙しいのに、
変な産婦のたわごととあしらわずに気にかけてくださったこと、
急遽現れた足の裏の大きな塊もゆっくりほぐしてくださったこと、
私は決して忘れません。
マッサージは、オリジナルのブレンドだったそうですが、そのときに、
アロマオイルの香りにいやされると知り、2度目の出産のときには、
柑橘系の香りが好きなので、それをもっていきました。
しんどいとき、眠れないときにその香りをかいで、
気を落ち着かせました。
そういった香りも好きなものを知っておくことで、
いざというときの助けにもなるかもしれません。
出産の経過は、十人十色です。
思ったよりも大丈夫だったと思えれば幸いですし、そう思えないことも
あるかもしれません。
どちらのお母さんも、とてもとても頑張って命をつないだことに違いは
ありません。
これがあれば、私の気持ちが落ち着くとか、頑張れる。
そんなものを一緒に出産・産後の相棒にするのもいいかなと思います☆
私は、柑橘系の香りが大好きなので、このオイルをティッシュに垂らして枕元に置いていました。
赤ちゃんと共用で使えます☆いい香りです。